経験やスキルがなくても大丈夫!異業種転職を成功させるコツとは
転職をしようと思った時に、どのような業種に転職をするのかということは悩むポイントでしょう。異業種へ転職したいけれど、難しそうだから諦めるという方も少なくはありません。しかし、異業種転職はコツさえ押さえて転職活動を行えば、しっかりと内定を勝ち取ることができるのです。そこで、異業種転職について見ていきましょう。
転職の具体例と難易度とは?
まず、転職といっても種類があります。初めは、異業種・同職種への転職です。例えば、前職が建設業の営業職だったとしたら、金融業の営業職へ転職するということになります。すでに経験している職種への転職ということである程度の経験や実績が評価されます。そのため、難易度は比較的低めなのが特徴です。異業種・異職種への転職は、異なる業種で今までとは違う職種、たとえば営業から技術職への転職などで、業種も職種も全くの未経験ということになりますから、転職の難易度は一番高いと言わざるを得ないでしょう。
同業種・異職種への転職もあります。これは前職が建設業の営業職だとしたら同じ建設業の中の異なった職種、技術系などに転職するケースです。こちらは、未経験の職種ということになるため、その難易度は少し高めになってしまいます。
最後に、同業種・同職種は今までと同じ業種・職種での転職になり、すでに経験や実績があるため一番転職の難易度は低くなります。このように、業種や職種が異なると転職の難易度は高まっていきます。まったくの異業種・異職種への転職は実績や経験がない状態での転職になりますので特に難しく、転職を実現させるにはしっかりとした覚悟が必要になるでしょう。
異業種転職は一般的になってきている
経験や実績がないから難しい、と敬遠してしまう方も多い異業種転職ですが、近年では一般的になってきていて珍しいものではありません。20代では転職する方のおよそ3分の1が異業種への転職を果たしていますし、40代でも約半数が異業種へ転職しているのです。また、異業種で積んできた経験をもとにして活躍してほしいと、積極的に異業種転職を受け入れている企業も多くあります。その業種に飛び込みたいという明確な意思と企業側に伝わりやすい志望動機、その業種で活かせる自分のアピールポイントやしっかりと練られたキャリアプランなどがあれば、内定を得ることは決して難しいものではありません。
しかし、年齢によって異職種転職しやすい年代というものは存在しています。第二新卒と呼ばれる20代半ばぐらいの方の場合は、異業種転職でもスムーズに進むことが多いです。これは、順応性や将来性が高く経験がなくても育てやすいことと、新卒とは違ってある程度の経験や社会生活を積んでいるということが大きな理由になります。一方、30代からの異業種転職は20代と比べると少し難しくなってきてしまうと言えるでしょう。企業側が30代の方に求めているのは即戦力であることが多いので、経験も実績もない異業種への転職の場合ですと、なかなか転職が決まらないということもあるかもしれません。
異業種転職を成功させるポイントとは
比較的難しいとされる異業種転職でもポイントを押さえれば、転職することは可能です。まず、異業種への転職理由をしっかりと整理することから始めましょう。なぜ、異業種へ転職するのか、志望動機や前職の経験をどのように活かせるのかを同業種への転職よりもしっかりと練ることで、面接でもそれらを効果的にアピールすることができます。そして、この転職がキャリアプランを見据えた上での転職なのだとアピールすることも大切です。異業種であっても、きちんとした目的意識がある、どのようなことがしたくてどのように企業に貢献できるのか、それを具体的に伝えることが重要なポイントになります。
その業種に関することを詳しく調べておくということも重要です。当たり前のことですが、きちんと調べてその業種に合ったアピールをしなければなりません。これができていないと、この業種に対して熱意がないのではと思われてしまう可能性があります。また、異業種といっても現職との接点がまったくないわけではないはずです。現職との共通点を見出して、その共通点を踏まえながら採用担当者にアピールすることが大切なのです。そうすることで、この業界でも活躍してくれそうだ、しっかりと長く勤務してくれそうだ、という印象を与えることができて、内定をもらいやすくなるでしょう。
異業種転職は決して難しくない
難しいと思われがちな異職種への転職ですが、このように転職のポイントをしっかりと押さえれば決して難しいものではありません。異なる業種に挑戦してみたいけれども、転職が難しそうだしと諦める必要はないのです。その業界にチャレンジしたいという熱意と明確な志望動機、そして今まで培ってきた業界との共通点を見出してのアピール、これらがしっかりとなされれば異業種転職への道は開けるはずです。新たな業種への転職は不安も大きいでしょうが、諦めずに積極的に応募して希望の仕事を手に入れましょう。